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第93話 食べるカーナビ 迷うことなくヴェズレイ到着 [ヴェズレイ]

フェブレイ夫妻と別れ74号線を少しばかり西に走る。予定では遅くとも1時前にはヴェズレイに到着するはずだ。リヨンから走ってきたA6号線と交わるジャンクションでリヨンとは逆、右方向にハンドルを切りパリ方面に向かう。しばし北上した後にA6を降りて一般道に。YAHOOの地図をプリントアウトし、昨夜も走路を復習してほぼヴェズレイまでの道路地図はインプットされている。その地名と実際に標識に表示された地名が一致したら、その周辺の地図を私の頭の中で広げ左折すべきか右折すべきか判断する。神業だと思う。私にナビは不要。私自身がカーナビなのだから。食べるカーナビである。
いくつかの小さな村を通過すると小高い丘の上に城のようでもあり教会にもみえる建物が見えてきた。サンマドレーヌ教会に違いない。どうやら目的地ヴェズレイにも無事到着できそうである。しばし九十九折の山道を走ると見慣れた風景が飛び込んできた。別に以前に訪れたから見慣れているわけではない。出発前にヴェズレイのことを調べる際に必ず写真で紹介されていた風景が目に入っただけである。だとすると右手に今夜私たちが宿泊するホテル・デ・ラポステ・デュ・リオンドールがあるはずだ。ピンポーン。これまた脳裏に焼きついているおとぎ話に登場しそうな石造りの建物があった。
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ホテル前にはイタリアンレッドのアルファロメオ8Cコンペティツィオーネが停まっている。私のオペルコルサはどこに停めればよいのだろうか。とりあえず正面に車をとめスーツケースをおろしてフロントに向かうことにした。
ホテル内部も外観同様ヨーロッパ調でこじんまりしていて落ち着いた雰囲気。ここはヨーロッパなのだからアメリカンのはずがない。三人入ればいっぱいになりそうなフロントデスクの向こう側では二人のレディが宿泊の応対をしている。もちろん英語は通じる、チェックインの旨と車をどこに停めればよいかと尋ねると左手の有料駐車場に停めて下さいという。その駐車場はホテルとタイアップしていて無料で駐車できるわけではない。日帰りの観光客同様パーキングメーターでチケットを買ってフロントガラスの内側に置くように指示された。とはいっても日本の観光地にある駐車場のように10分、15分20分30分1時間単位で課金されるわけでもなく一晩駐車しても千円にも満たない金額だったが。
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