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第100話 意外な掘り出し物 ブーダン美術館 [オンフルール]

今宵の宿泊ホテルの場所は記憶している。港沿いに少し走るとホームページで見たホテルの外観が目に入った。ホテルの正面玄関、といっても帝国ホテルやオークラを想像してもらっては困る。民家の玄関と変わらぬほどの間口しかない小さな入口の前に車をとめフロントで駐車場の場所を確認する。ホテルから少し離れているが徒歩で2.3分とかからない湾沿いに駐車場はあった。ヴェズレイ同様ホテル専用ではない。観光客も利用する公営の駐車場。専用の機械でチケットを購入し半券をフロントガラス越しに見やすい車内に置きホテルに戻った。
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寝床は角部屋で港もみえるし湾沿いに広がる街の景色もみえる。とても明るくて気持ちがいい。雨も小降りになったので私たちは街の散策にでかけることにした。奥さんはオンフルールを訪れるのは初めてだが、私は数年前にこの地にきたことがある。仕事でパリを訪れたとき、週末に現地の社長夫妻が連れてきてくれたのだ。その時の宿泊地はここから車で30分程度の場所にあるド―ヴィルというと街。競馬場も有名だし夏は避暑地としてとても賑わう、映画“男と女”の舞台となった地でもある。そこに向かう途中、このオンフルールで昼食をとったのだ。港町とはいっても港町ブルースにでてくるような日本の漁港と大きく違なる華やかな漁港だなと感じたことを覚えている。当時は昼食だけ、レストランしか訪れていないので街の様子はまったくわからない。ガイドブックでえた知識を参考に私たちはまずブーダン美術館を訪れることにした。
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テートギャラリーやナショナルギャラリーの数百分の一の規模の小さな建物だが、展示品のみならず美術館内の窓からは遠くルアーブル大橋も見ることができとても魅力的な美術館だった。何より空いているのがいい。明日もまたきてみようかと思っても私たちには時間がない。明朝にはここを去るのだから。それまでに小さなオンフルールの街を征服しなくてはならないのだ。早々に美術館を後にして、港から少し離れた街の中を歩くことにした。
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