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第128話 戦闘機とエッフェル塔とエスカルゴ [パリ]

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オルセーを出た私たちはセーヌを渡りシャンゼリゼまでのんびり歩いた。そしてシャンゼリゼを少し外れた裏道にあったカフェに入り、クロックムッシュとコーヒーでランチ。表通り沿いの店より高い値段設定には驚かされたが。現地人と観光客では価格が異なるのかもしれない。
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シャンゼリゼと並行する広場ではフランスの航空宇宙産業誕生100周年を祝う展示が行われており、フランス軍のものと思われる戦闘機、軍用ヘリコプター、ロケット砲が掲載された大型トラック、ジェット機の部品などが陳列されていた。日比谷公園に戦闘機やロケット砲を積み込んだ自衛隊車両が陳列されていたら226事件の再来かと都民は驚くことだろう。シャンゼリゼを凱旋門までたらたら歩いた後、メトロに乗ってホテルにいったん戻ることにした。夜はパリの夕景を堪能すべくセーヌ川クルーズに乗船することにしていたのでそれまで一休みするためである。
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セーヌ川クルーズの船はノートルダム寺院のすぐ横から出発した。クルーズ船にはデッキや船内でディナーをとれるものがあるようだが、私たちはエッフェル塔近くで下船、フェブレイ夫人が調べてくれたレストランにとりあえず行くことにしていたので船内では景色を眺めるだけ。船内でのお食事といっても天ぷらはでない。東京湾の屋形船とは趣が随分異なり、フランス料理のフルコースらしい。当たり前の話だが。乗船後しばらくすると夕闇のパリの空にエッフェル塔が浮かび上がってきた。しかしそのエッフェル塔、フランスのEU加盟何周年だか、EU発足何周年だかはしらないがEUカラーなのだろう全身ブルーにライトアップされていたのである。さらにフラッシュのような閃光がいたるところで時折放たれて落ち着きがない。私としてはセピアカラーのシンプルな自然なエッフェル塔が見たかったのだが。
エッフェル塔脇で下船した後、塔には登らず周辺の公園を散策、その後フェブレイ夫人推奨のレストランに向かった。セーヌ川をはさんでエッフェル塔を真正面に望む立地条件としては最高の店である。しかし店は繁盛しているようでかなりの待ち時間があるとのこと。それなりの店に行くときはやはり予約は必須なのだろう。明日は夕刻からのベラール夫妻とクラシックコンサートを前に、早朝からベラールさんが車で市内の小さな博物館とかポンピドーセンターを案内してくれることになっている。待ち時間は無駄と考え、私たちはメトロを乗り継いでカルチェラタンまで戻り、ホテル横のカフェでエスカルゴを食した後、就寝することした。

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