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第59話 お昼だから昼休み 休館中の美術館に唖然 [リヨン]

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バスは旧市街にあるリヨン美術館、市庁舎、リヨンオペラ座等の前を巡りつつ走る。私たちの次の目的地はリヨン美術館だったので、そこまで徒歩圏内にある宮殿のような建物の旧証券取引所近くで下車した。 すでに昼に近いが空腹というわけではない。しかしトイレには行きたい。ところがだ、トイレが見つからない。様々な店舗が入る商業ビルにも潜入したがみあたらない。といって公衆トイレもないようである。私たちは間違いなくトイレのあるカフェに入店し、ちょっと早いランチをいただくことにした。
重要案件をクリアし、ついでにクロックムッシュを食べた私たちはリヨン美術館に向かった。12時をまわったばかりということもあり、ツアー客よりランチ場所を求めるビジネスマンやOLの姿が目立った。西洋の歴史的建造物に麻痺したのかもしれないが、証券取引所ほど華やかさ重厚感がない建物のリヨン美術館に到着した。フランスは英国のようにただではなく入場料が必要。しかしチケット売り場にいってびっくり。なんと休館中とのこと。その日が休館日だったということではない。お昼休みだから館内には入れませんよということなのだ。職員が交代で休みをとろうという知恵がないのか、融通が利かないのか、来館者を全く無視した対応に呆れるとともに驚かされる。私たちは周辺のチョコレートショップや土産物屋を冷やかしつつ午後の開館を待つことにした。
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美術鑑賞を終えた後はホテルのあるべルクール広場まで、バイク用ヘルメットだけを売る店、ミニカー専門店など興味ある店舗を覗きつつリヨンの街を歩いた。フランソワに予約してもらった今夜のディナー会場も通り道だったので下見。当然まだ店は営業してはいなかったが、なかなかお洒落な雰囲気の店である。ボったくられる心配もなさそうなので安心した。人間同様外見で判断してはいけないのだが。明日からの車での移動に備え詳細なフランスの道路地図帳を購入しようと結構大きな書店にも立ち寄った。ところが店に地図はおいていないとの冷たいお言葉。書店でも扱う書籍が細分化されているのだろうか。リヨン~ブルゴーニュ~ヴェズレイ~オンフルール~パリ、総走行距離1000km超のドライブは日本から持参した主要高速道しか記されていない日本全図に等しいフランス全図の地図に頼るしかない。迷子になっても心配することはない、道は必ずどこかに通じている、私は覚悟を決めざるを得なかった。だらだらと旧市街を散策した後、ルイ14世の待つべルクール広場に帰還。洗濯物が撤去されていないことを願いつつ広場を横切り夕食に備えてホテルの部屋で一休みすることにした。
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フランソワ手配のレストランというかビストロでは、ワインをこぼされることもなくデザートまでフルコースでいただいた。
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日本人には少々量的に多い気もしたが、失礼のないようもちろんすべて体内に収納、完食である。当然法外な請求書を提示されることもなかった。帰路は心地よい夜風を受けながらソーヌ川沿いを歩いてホテルに向かう。ライトアップされたリバーサイドの建物がゆらゆらと川面に浮かび、とても美しかった。明日からはマニュアル左ハンドル車でのロングドライブ。対岸のフルヴィエールの丘に建つノートルダム大聖堂に向かって明日のブルゴーニュまでの無事を祈った。
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